求人を見たり、面接を受けたりしても「ここは大丈夫なのかな」と悩むことがあります。
僕もブラック企業で12年働いていたので、その不安がよく分かります。
でも、ブラック企業には必ずいくつかの共通点があります。
この12チェックを知っておくだけで、転職活動の入り口で“危険な会社”をほぼ避けられます。
あなたが二度と苦しまないための「ブラック企業を見抜く12チェックリスト」です。
- 求人票でブラックを見抜きたい
- 次こそ安心できる職場に入りたい
- 仕事選びが怖くて一歩踏み出せない
ブラック企業を見抜く12チェックリスト
ここからは求人・面接・企業研究の段階で役立つ“12項目”を紹介します。
1|求人内容が抽象的で仕事内容が分からない
「成長できます」「やりがいがあります」「アットホームです」など抽象的な言葉ばかりの求人は要注意です。
具体的な仕事内容・勤務時間・休日・研修内容が書かれていない企業は、現場が整っていない可能性があります。
良い会社は“具体的に書ける”ので、求人の文章は必ずチェックしてください。
2|年間を通して常に求人を出している
1年中募集している会社は、入社してもすぐ辞める人が多い可能性があります。
僕のいた会社もずっと求人を出していましたが、理由は「辞める人が多すぎる」でした。
良い会社は“人が定着する”ので、常に募集する必要がありません。
3|給与が異常に高い or 低すぎる
ブラック企業は人が集まらないため、異常に高い給与で釣る場合があります。
逆に底辺レベルに低い給与も危険です。
相場から大きくズレている企業は、理由があると疑ってください。
4|残業時間が「みなし」になっている
みなし残業(固定残業)自体は悪くありませんが、ブラック企業はここに過大な残業を詰め込みます。
「月45時間のみなし」「60時間固定」などはかなり危険で、実際はもっと働かされるケースが多いです。
残業の実態は口コミでも確認してください。
5|“未経験歓迎”をやたら強調している
未経験歓迎は良い言葉のように見えますが、ブラック企業は辞める人が多いため、常に人が不足しています。
研修制度が薄い企業は特に危険です。
本当に良い企業は「未経験OK、ただし研修が丁寧」と書かれています。
6|社員数に対して求人人数が異常に多い
社員20名規模なのに「10名募集」などは危険信号です。
人が定着せず、常に補充している可能性があります。
人数構成は会社ホームページや求人で確認できます。
7|口コミに「人間関係の悪さ」ばかり書かれている
口コミはブラック企業を見抜く最大の武器です。
とくに「パワハラ」「ワンマン社長」「怒鳴る文化」が繰り返し出てくる企業は危険です。
同じワードが複数人から出ている場合、その会社の“本質”だと思っていいです。
8|有給が事実上取れない雰囲気がある
ブラック企業は「制度としてはあるけど取れない」パターンが多いです。
口コミで「有給を取ると嫌味を言われる」「そもそも取れない」などの記述があれば避けてください。
有給を自由に使える企業は、社員を大事にしている証拠です。
9|面接官の態度が横柄・高圧的
面接の態度は職場の雰囲気をそのまま映します。
質問を遮る、威圧的、ため息をつくなど、違和感を覚えたらその直感を信じてください。
人を大切にしない会社は、入ってからもあなたを守ってくれません。
10|面接で逆質問の時間が極端に短い
ブラック企業は応募者が会社を選ぶことを嫌います。
そのため逆質問の時間をほとんど取らず、こちらの不安や疑問を回避しようとします。
逆質問を丁寧に答えてくれる企業は、透明性の高い会社です。
11|社員の定着率を聞いても濁される
定着率は企業の本当の働きやすさを示す重要指標です。
質問してはぐらかされたり、曖昧な返答しかない場合は要注意。
良い会社はハッキリ答えられますし、説明も丁寧です。
12|職場見学を嫌がる・曖昧にする
ブラック企業は“見られたら困るもの”があるため、現場見学を嫌がる傾向があります。
見学できない企業は働く姿がイメージしにくく、後からギャップが生まれやすいです。
見学OKの会社は透明性が高く、職場の雰囲気も安定しています。
まとめ|気になる項目が3つ以上なら慎重に
この12項目のうち、3つ以上当てはまる企業は慎重に検討した方がいいです。
僕はこのチェックリストを基準にして、働く環境を大きく改善できました。
あなたも、自分を大事にできる働き方を選んでいいんです。
ここまでの特徴に複数当てはまる場合、すでに正常な判断が難しい状態になっています。
話し合いでは改善しない場合は、“あなたが安全に辞める方法”を最優先にしてください。
どうしても自分では言い出せない場合は、退職代行という選択肢も使えます。
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