ブラック企業にいると、知らないうちに自己肯定感が削られていきます。
怒鳴られたり。否定されたり。
頑張っても認めてもらえなかったり。
気づいた頃には「自分はダメなんじゃないか」と思うようになっていました。
でも大丈夫です。
自己肯定感は、生まれつきの才能ではなく“あとから回復できる力”です。
僕も一度はボロボロになりましたが、正しい順番で整えたことで、少しずつ自分を取り戻せました。
ここでは、ブラック企業で傷ついた心を回復させるための「3つのステップ」を紹介します。
ゆっくりでいいので、読みやすいところから進んでみてください。
- 自分に自信が持てなくなっている
- ブラック企業を抜けたけど気持ちが沈む日が多い
- どうやって立ち直ればいいか分からない
自己肯定感を取り戻すために大切なこと
自己肯定感は一気に回復するものではなく、少しずつ積み重なって戻っていきます。
焦らなくて大丈夫です。
ここでは、そのための土台になる考え方をお伝えします。
ステップ1|「自分が悪かったわけじゃない」と気づく
ブラック企業にいると、何かあるたびに自分を責める癖がつきます。
僕も小さなミスでも怒鳴られ続けて「全部自分のせいだ」と思い込んでいました。
でも、そこを抜けて気づいたのは「悪かったのは環境の方」だったということです。
怒鳴る文化、休めない仕組み、理不尽な要求。
これらは個人ではなく“会社の問題”です。
まずは「自分はよく頑張っていた」と認めるところから始めてください。
ステップ2|“できていること”を1つだけ書き出してみる
自己肯定感が低いと、できていることより「できないこと」ばかりに意識が向きます。
そんなときに効果があるのが「できたことを一つだけ書き出す」ことです。
散歩に行けた。
ご飯を作れた。
いつもより少し早く寝られた。
どれも立派な“できたこと”です。
小さくても、積み重ねるほど自己肯定感は必ず戻ってきます。
ステップ3|「安心できる人」と話す時間をつくる
自信がなくなっているときは、誰かに話すだけで気持ちが軽くなります。
全部話さなくていいんです。
今しんどい気持ちを少しだけ伝えるだけで、心が整理されていきます。
僕も、辞めたあとに家族や友人に話したことで「自分はひとりじゃない」と感じられました。
安心できる相手との時間は、心の回復を大きく後押ししてくれます。
心が軽くなるために僕がやってよかったこと
ここからは、僕が自己肯定感を取り戻していく中で「本当に効果があったこと」を紹介します。
自分を責める言葉を“一回だけ”止めてみる
心が落ちているとき、「自分はダメだ」と思いがちです。
でも、その一言が心に大きな負担をかけています。
僕は「今日だけは自分を責める言葉を言わない」と決めるところから始めました。
これだけでも気持ちがかなり軽くなります。
自分を責めない時間を少しずつ増やしていけば、心は自然と整っていきます。
小さな成功体験を積み重ねる
自己肯定感は「できた」という感覚の積み重ねで戻っていきます。
完璧な目標は必要ありません。
5分の散歩、机を片付ける、朝起きて窓を開ける。
こうした小さな成功が増えるほど、自分への信頼が戻ってきます。
心が傷ついたときほど、小さな成功が大きな力になります。
「できている自分」を褒める時間をつくる
自分を褒める習慣がある人は少ないですが、これは自己肯定感を戻すうえでとても大切です。
僕も最初は照れくさかったですが、「今日はよくやった」と一言だけ自分に声をかけるようにしました。
これを続けると、自分に対する見方が柔らかくなっていきます。
あなたも、今できていることを少しだけ褒めてあげてください。
まとめ|あなたの価値は、仕事の評価だけで決まらない
ブラック企業にいた頃の僕は、評価や怒られ方で自分の価値を決めていました。
でも今ならはっきり言えます。
あなたの価値は、仕事の評価だけで決まりません。
あなたはもう十分すぎるほど頑張っています。
焦らず、少しずつ自分を取り戻していけば大丈夫です。
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