ブラック企業にいると「辞めたい」と思っても、なぜか辞められなくなります。
頭では分かっているのに、体が動かない。
気持ちが追いつかない。
僕も同じでした。
11年近く働いていた会社で、部署が少人数だったので抜けにくい空気がありました。
しかも、上層部は最悪だけど、同僚たちとの関係性は良かったからこそ辞めづらかったんです。
「この会社以外で通用するのか?」という不安も大きかった。
辞めたいのに辞められないのは、弱いからじゃなくて“ブラック企業特有の心理ロック”が働くからです。
この記事では、そのロックを外して前に進む方法を紹介します。
- 辞めたい気持ちはあるのに動けない
- 辞めると言うのが怖い・罪悪感がある
- この会社の外で通用するか不安を感じている
辞めたいのに辞められないのは「弱さ」ではない
ブラック企業にいると、辞められない自分を責めてしまいがちです。
でも、辞められないのは弱さではなく、環境があなたの判断力を奪っているだけです。
ここでは辞められない原因を整理し、本当に必要な対処を明確にしていきます。
心理的ロック①|「自分が抜けたら迷惑がかかる」と思ってしまう
少人数の部署にいると「自分が辞めたら回らなくなる」と思い込んでしまいます。
僕も同じで、周りの仲間がいい人たちだったので余計に罪悪感が大きかったです。
でも実際は、会社はあなたがいなくても回ります。
回らないのだとしたら、それは“会社の仕組みが悪いだけ”で、あなたの責任ではありません。
あなたが辞めても世界は普通に続きます。 自分を犠牲にする必要はありません。
心理的ロック②|「この会社でしか通用しない」と思い込む不安
長く勤めるほど「自分にはスキルがない」と感じてしまいます。
僕も11年働いた結果、「他で通用するのか?」という恐怖が強くなっていました。
でも実際は、長く働けるだけで十分すぎるほど価値があります。
ブラック企業は、自信を奪う環境なので「自分には何もない」と錯覚しやすいだけです。
あなたにはちゃんと価値があります。 環境のせいで見えなくなっているだけです。
心理的ロック③|「辞めると言ったら怒られる」という恐怖
ブラック企業は、辞めると言われることを異常に嫌います。
怒鳴られるかもしれない。
無視されるかもしれない。
攻撃されるかもしれない。
こんな恐怖があるから「辞める」と言い出せないのは当然です。
むしろその反応そのものがブラック企業の証拠です。
辞めたいのに辞められない状況から抜け出す方法
ここからは、僕が実際に抜け出すためにやった行動と、心理ロックを外すための具体的な手順を紹介します。
ステップ①|「辞めたい」と思った気持ちを否定しない
辞めたいと思うのは、あなたが弱いからではなく“限界のサイン”です。
まず、その気持ちを否定しないことが大切です。
心はあなたに「もうやめよう」と教えてくれています。
その気持ちに耳を傾けることから抜け出しが始まります。
ステップ②|辞める準備を“静かに”始める
いきなり辞めると言わなくて大丈夫です。
まずは、辞めるための準備をひっそりと始めます。
心の負担が一気に軽くなります。
● 有給の残りを確認する ● 就業規則で退職のルールを確認 ● 荷物を家に持ち帰る ● 必要書類をまとめておく
準備が進むほど、恐怖は小さくなっていきます。
ステップ③|辞めたい気持ちが確信に変わったら、期限を決める
辞めると決めても、期限がないとずるずる続いてしまいます。
「いつ辞めるか」を決めるだけで、心が一気に軽くなります。
僕も「○月までには辞める」と決めた日から、胸の苦しさが減っていきました。
期限は誰も知らなくていいです。 自分の中だけで決めればOKです。
まとめ|辞められないのは弱いからじゃない
辞めたいのに辞められないのは、あなたのせいではありません。
環境が悪いから、恐怖が強いから、心理ロックがかかっているだけです。
あなたは弱くありません。
むしろ限界まで頑張ってきた強い人です。
ゆっくりでいいので、一緒に抜け出していきましょう。
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