「辞めると決めたのに気持ちが揺れる」「やっぱり続けた方がいいのかな…」
ブラック企業から抜け出そうとすると、多くの人がこの揺れにぶつかります。
僕もそうでした。
社長が異常に怖くて逃げたいのに、部署の仲間を置いていく罪悪感にも苦しんだ。貯金もあまりなかったし、12年働いた場所を離れて「外で通用するのか?」というキャリア不安もあった。
でも、揺れて当たり前なんです。
この記事では、辞める決意が揺らぐ“本当の理由”と、そこから抜け出す手順を3つに整理して解説します。
- 辞める決意をしたのに心が揺れてしまう
- 社長や上司が怖くて踏み出せない
- 罪悪感・金銭不安・将来不安が重なって動けない
辞める決意が揺らぐ“本当の理由”
辞めたいのに揺れるのは、僕のように複数のストレスが同時に重なっているからです。
① 社長への恐怖で判断力が奪われる
ブラック企業の社長は、怒鳴り・威圧・恫喝で支配します。
僕の会社もそうでした。怒ったら即解雇するような危険なタイプで、常にビクビクしていた。こういう環境に長くいると「辞めると言うだけで人生が終わる」と錯覚してしまうんです。
でも現実は、辞めてもあなたの人生は終わりません。終わるのは、異常な環境に縛られている時間だけです。
② 部署の仲間を置いていく罪悪感
ブラック企業の“本当の重し”は、恐怖ではなく「仲間の存在」です。
僕も同じでした。部下との関係は良かったから、自分が抜けた後の負担を想像すると踏み出しづらかった。でもこれも落とし穴で、あなたが壊れてしまったら誰の力にもなれません。
罪悪感は“人を大切にする人”ほど抱えやすい。でも、自分を犠牲にしてまで残る理由にはなりません。
③ 辞めた後の「お金とキャリア」の不安
貯金がない状態で辞めるのは怖いです。僕もそうでした。
さらに12年同じ職場にいると「他で通用するのかな?」という不安も生まれる。でもこれはブラック企業に長くいた人がほぼ全員感じる“共通の錯覚”です。
現実には、転職後に「もっと早く辞めればよかった」と言う人の方が圧倒的に多いです。
辞める決意が揺らいだときの立て直しステップ
① 「揺れる理由」を紙に書き出す
頭の中だけで不安を処理しようとすると、どんどん混乱します。
社長の恐怖、部下への罪悪感、お金の不安、キャリアの心配…。
これらを紙に書いて視覚化すると、不安は分解されて「対処できるもの」「気にしなくていいもの」に整理されます。
② 未来の“最低ライン”だけ決める
辞めた後の生活が不安なら、完璧な未来を描く必要はありません。
まずは「生きていける最低ライン」だけ決める。
家賃・食費・携帯代などの必要経費を把握しておけば、辞める怖さは一気に小さくなります。
③ 外から情報を入れる(求人・相談・第三者)
不安は“情報の欠如”から生まれます。
ハローワーク、求人サイト、キャリア相談…どれでもいいから「会社の外の世界」の情報を取りましょう。
特に、ブラック企業で長く働いていると正常な基準が見えなくなっています。外の情報は心を落ち着かせ、判断力を取り戻す助けになります。
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辞める決意を固めるための“最後の一押し”
心が揺れるのは、逃げたい弱さではありません。
それだけあなたが長く戦い続けてきた証拠です。
でも、壊れてしまったら元も子もありません。あなたが安全に抜けるための手段はいくつもあります。
まとめ|揺れるのは当たり前。立て直せば前に進める
辞める決意が揺らぐのは異常ではありません。
恐怖、罪悪感、お金、キャリア…。
これだけ揃っていたら誰でも踏み出しにくくなります。
でも、あなたはもう十分すぎるほど我慢してきました。
揺れたときは、理由を整理し、最低ラインを決め、外から情報を取り、心を立て直しながら進んでいけば大丈夫です。
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