「自分が辞めたら部署が回らなくなる…」
「人が少なすぎて辞めにくい。言い出したら迷惑をかける気がする…」
少人数部署の“辞めにくさ”は、ブラック企業で働く人にとって大きな壁です。
僕も実際に、少人数の部署で働いていて「辞めます」が言えず、心がすり減っていく経験をしました。
でも大丈夫。あなたの人生は、部署のためだけに存在するわけじゃありません。
- 少人数の部署で辞めると言い出せない
- 自分が抜けると迷惑になる気がして動けない
- 心や体が限界なのに、責任感で辞められない
少人数部署が“辞めにくい構造”になっている理由
まず理解してほしいのは、「辞めにくさ」はあなたの問題ではないということ。
少人数部署には、辞めるのを難しくする条件がそろっています。
- 一人に仕事量が偏りやすい
- 引き継ぎ先がいない=辞めにくい空気になる
- 上司が「お前しかいない」と依存してくる
- 人手不足が常態化している
これは環境の問題であって、あなたが悪いわけではありません。
辞めにくい部署から安全に抜け出す3つの方法
① 「辞められない理由」を分離して考える
辞められない最大の理由は“罪悪感”です。
でも、冷静に考えると次の事実があります。
- あなたの退職は権利であり、迷惑ではない
- 辞められない状態を作ったのは会社側
- 少人数で回せないのは「管理側の責任」
- あなた一人で部署を背負う必要はない
辞められない理由を“あなたの問題”から切り離して考えることで、心の負担が一気に軽くなります。
② 引き継ぎの不安は「会社側の仕事」と理解する
少人数部署だと引き継ぎ先がいなくて不安になります。
でも、引き継ぎはあなたではなく“会社が準備するもの”です。
あなたができることは、次の3つだけ。
- 必要な情報をまとめておく
- 簡単なマニュアルを作る(できなくてもOK)
- 最低限の共有だけしておく
もし会社が引き継ぎ先を用意しないなら、それは会社側の責任。あなたが抱える必要はありません。
③ どうしても言い出せないときは「直接伝えない」方法を使う
少人数部署は上司との距離が近いぶん、辞めると言いにくさが倍増します。
どうしても言い出せない人は、直接伝えなくてOKです。
メールで総務に伝える、別部署の管理者に伝えるなど、別ルートを使っても問題ありません。
そして、本当に心が限界でしんどい場合は、あなたの代わりに会社へ伝えてくれる方法があります。
少人数部署の場合、この方法はとても効果的です。上司からの圧や感情的な引き止めを完全に回避できます。
少人数部署でも、辞めるのは“悪いことじゃない”
僕も辞めるとき、「残された人に迷惑がかかる」と何度も思いました。
でも、辞めた後に気づいたのは、こういう当たり前のことです。
- 辞めたら回らない部署は、もともと管理が失敗している
- あなたに責任を押しつけていただけ
- 会社は結局、誰かを補充する
あなたの退職で会社が困るのは、会社側の都合。あなたの責任ではありません。
最後に:あなたが抜けたら苦しくなる部署では働かなくていい
あなたが辞めることで誰かが困るのは、会社の問題。
“あなたが辞めても大丈夫な組織”で働くのが当たり前なんです。
責任感の強さで自分を犠牲にしなくて大丈夫。
あなたは抜け出していい。心が限界なら、今日でもいい。
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