「もう辞めたい」と思っていたのに、ふとした瞬間にその気持ちが薄れることがあります。
昨日まで限界だったのに、今日は少し頑張れる気がする。
この心理は“回復”ではなく、ブラック企業特有の心理反応であることが多いです。
この記事では、その正体を簡単に整理します。
- 辞めたい気持ちが日によって変わる
- 「もう少しなら頑張れるかも」と思ってしまう
- 辞める決断を先延ばしにしてしまう
辞めたい気持ちが一瞬消えるのは「正常な反応」
ブラック企業に長くいると、辞めたい気持ちが波のように上下します。
感情が不安定になっているだけで、あなたが優柔不断なわけではありません。
まずはそのことを知るだけで、自分を責める必要がなくなります。
原因①|一時的にストレスが引いたから
怒鳴られなかった日。
周りが落ち着いていた日。
たまたま平和だった日。
こうした“偶然の安心”が起きると、人は「意外と大丈夫かも」と錯覚します。
でも翌日また同じストレスが戻ってきて、気持ちは再び沈みます。
原因②|脳が「耐え続けるモード」になっているから
長期間ストレスにさらされると、脳は“生命維持モード”に入ります。
そのとき脳は、ストレスを減らすために「感覚を鈍らせる」動きをします。
その結果、一瞬だけ「大丈夫かも」という感覚が生まれますが、本当の回復ではありません。
原因③|「辞めるのが怖い」という感情が勝つから
辞めると決断するのは勇気が必要です。
不安や恐怖のほうが強いと、脳は「現状維持」のほうに逃げようとします。
そのため、一瞬だけ“辞めたい気持ちが消えた”ように感じるのです。
辞めたい気持ちが消えたときにやるべきこと
気持ちが揺れたタイミングこそ、冷静に状況を見るチャンスです。
ステップ①|やめたい理由を紙に書き出す
その日の気分に左右されないために、「辞めたい理由」を一度書き出します。
理由が明確になると、判断にブレがなくなります。
ステップ②|辞める準備だけは先に進める
辞める気持ちが薄れたときでも、「準備を進める」だけなら負担が少ないです。
何をすればいいかわからない人は、こちらを参考にしてください。
ステップ③|ホワイト企業の求人を軽く見ておく
辞める決断ができなくても、「他の世界を知っておく」だけで不安は減ります。
■ まず自分の市場価値を知りたい
▶ ミイダスで診断
■ 無難に転職を進めたい
▶ リクルートエージェント
▶ type転職エージェント
■ 人間関係が穏やかな職場を探したい
▶ キャリチャン(事務職)
どうしても決断できないときは外部の力を借りてOK
怖くて言えない。動けない。そんな状況は珍しくありません。
あなたが悪いんじゃなくて、環境が異常なんです。
コメント